中国科学院国家天文台によると、「中国天眼」と呼ばれる500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)は宇宙開放の原則に基づき、北京時間31日午前0時より全世界の天文学者に対して招待を行い、観測の申し込みを募集する。海外から募集したすべてのプロジェクトを統一的に評価・審査する。その結果は7月20日に発表され、観測は8月から始まる。人民日報が伝えた。
「中国天眼」は現在世界最大で感度が最高の単一口径電波望遠鏡で、100億光年以上離れた場所からの電磁信号を受信できる。
20年1月に中国国内向けに開放され運営開始してから、この中国が独自の知的財産権を持つ重要科学研究インフラは安定的で確実に運営されている。すでに300個余りのパルサーを発見しており、そして高速電波バーストなどの研究分野で重要な進展を実現している。
中国国家天文台の関係責任者は、「中国天眼は世界に向け全面的に開放されるのは、中国と世界の科学界が十分に協力するという理念を示している。開放と協力において、中国の科学における代表的な製品はより良く力を発揮し、重要成果の産出を促進し、全人類による宇宙の探査・認識のために貢献する」と述べた。