オーストリア統計局が11日に発表したデータによると、中国は2020年に初めてオーストリアにとって2番目の輸入相手国になったという。新華社が伝えた。
同局が同日に発表したプレス・コミュニケによると、この5年間、中国はずっとオーストリアの10大貿易パートナーの一員だった。20年のオーストリアの中国からの輸入額は101億5000万ユーロ(約1兆3195億円)に上り、輸入額全体の7.0%を占め、初めて2位に躍進した。また、中国への輸出額は39億3000万ユーロ(約5109億円)となり、全体の2.8%を占め、10位だった。19年と比較すると、中国からの輸入額は3.2%増加し、中国への輸出額は11.9%減少した。
このほかに統計データによると、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、オーストリアは20年の輸出入額が19年に比べて大幅に減少した。うち輸入額は8.6%減少し、輸出額は7.5%減少した。両年の営業日の差を調整して計算し直すと、輸入は9.0%減少し、輸出は7.9%減少した。