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中国、2025年めどに全ての村で宅配便が利用できるように

中国国務院新聞弁公室が今月24日に開いた「ビジネスの質の高い発展を加速させ、新発展構造の構築に寄与」をテーマにした記者会見で、商務部(省)の関係責任者が関連状況について記者の質問に答えた。人民日報が伝えた。

商務部の王文涛部長によると、2020年、ビジネスの発展は回復しながら好転し、予想を上回った。2020年の貨物輸出入額は前年比1.9%増の32兆2000億元(1元は約16.5円)だった。同数字は、▽中国は世界で唯一貿易のプラス成長を実現した主要エコノミーとなった▽貿易規模や国際シェアは過去最高を記録した▽中国の世界最大の貿易大国の地位がさらに強化された‐‐‐の3点を反映している。

現代流通体系構築について、王部長は、「当局は主に、▽流通ネットワーク配置を強化し、基幹ネットワークを整備し、基本ネットワークと末端まで滞りなく通じさせる▽流通インフラを強化し、2025年をめどに、全ての県の行政中心地に、スーパーマーケットチェーンと物流配送センターを設置し、郷・鎮に商業貿易センターを設置し、全ての村で宅配便が利用できるようにする▽流通主体の競争力を強化し、流通企業がチャンスを掴めるよう奨励、牽引し、流通のデジタル化、ネットワーク化、スマート化の面で飛躍的発展を実現する▽流通の発展スタイルを強化し、デジタル化とスマート化への転換に立脚した業界の垣根を超えた融合▽サプライチェーンの現代化水準を向上させ、サプライチェーンのイノベーション、応用モデルの構築を重点的に展開し、流通のイノベーションと産業変革の一歩踏み込んだ融合を推進▽国内外貿易一体化を強化し、国内外の貿易流通におけるボトルネックを解決し、国内国際市場の滞りのないルートを構築する‐‐‐の6つの分野の取り組みにより、現代流通体系を構築する」と説明した。