香港メディアの鳳凰網は7日、台湾に本社を置くフォックスコン(鴻海科技集団、ホンハイ)が6日に催した「忘年会」を紹介した。有名芸能人が多数出演したほか、従業員に向け計4700万台湾ドル(約1億7700万円)の「お年玉」や高級自動車10台が贈られたという。
忘年会は、今年の場合は2月12日に訪れる春節(旧正月)に向けてのものだった。新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となり、テーマは「パーティー・フロム・ホーム(自宅からのパーティー)」とされた。
開始は午後3時だった。ゲスト芸能人として、視覚障害を持つ歌手である李炳輝さんや林信宏さん、さらに蕭敬騰さん、A-Linさん、さらに今まさに人気絶頂の陳零九などのスター芸能人が次々に登場して、祝賀ムードを盛り上げた。
抽選会が始まったのは、午後7時ごろだった。フォックスコンの忘年会で毎年、最も注目を集めるイベントだ。画面中央にフォックスコン創業者のテリー・ゴウ(郭台銘)氏が立った。赤い色を基調にした牛のマスコットを抱えている。ネクタイの色も赤だ。鳳凰網は「ずば抜けた男の魅力」「台湾トップn富豪であった自信が、芯から滲み出している」と表現した。
ゴウ氏の短いあいさつが終わると、いよいよ催しのクライマックスの抽選会だ。それまでに紹介されていた現金100万台湾ドル(約377万円)20人分や台湾最大の自動車会社である裕隆汽車が展開する高級車のラクスジェン(納智捷)5台などの当選者が次々に決まっていった。
興奮が高まったところで、ゴウ氏はさらに、現金やプレゼントの追加を宣言。結局、お年玉は計4700万台湾ドル、ラクスジェンは10台、さらに最新式の携帯電話60台が振る舞われたという。