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「日本製」選ばなくなった中国人、「中国製」なしでは生きていけない日本人―中国メディア

2021年1月27日、中国メディアの金十数据は、かつて「安かろう悪かろう」の代名詞で自国民すら見向きもしなかった中国製品が、今や自国民のみならず、世界各国で欠かせない存在になっていると報じた。

記事は、中国の消費者における自国製品回帰のトレンドが加速しつつあり「国産品を買って、使って、見せる」ことが多くの若い世代の日常になっていると紹介した。

そして、この状況に注目した日本のメディアが「かつては日本製品を高品質、安全・安心の代名詞と考えてきた中国人が、若い世代を中心に考え方を大きく改めており、外国製品への関心を弱め、国産品を好んで買う若者がますます増えている」として、中国メディアが1000人の大学生に対して実施したアンケートで約8割が「中国ブランドを支持する」、約4割が「国産品を優先的に購入する」と回答したことが明らかになったと報じたことを伝えている。

また、「中国製品は中国の若い世代だけでなく、多くの国からも人気を集めており、そこには日本や韓国といった製造大国も含まれる」と説明。韓国の消費者が越境ECを通じて購入した中国製電子製品の取引数が2016年のおよそ30万件から翌17年には88万件とほぼ3倍に増加し、空気清浄機、コードレス掃除機、スマートフォンなどが売れ筋商品であるとする韓国メディアの報道を紹介するとともに、以前日本のテレビ番組で「日本での日常生活から中国製品を除くとほとんど何も残らなくなってしまう」という実験が行われ、注目を集めたことを紹介した。

記事は、新型コロナウイルスの影響により海外市場では消費財、工業製品そして医療物資などさまざまな中国製品への依存が高まっているとし、中国政府のデータによれば、昨年12月中国の輸出額は米ドルベースで対前年同期比18.1%増と大きく増えており、「中国製の海外進出加速が浮き彫りになった」と報じている。