商務部(省)の高峰報道官は26日、「中国市場は対外開放を引き続き拡大し、より多くの海外の優良製品・サービスが中国に進出し、中国国内の消費者の消費高度化ニーズをよりよく満たしてくれることを歓迎する」と述べた。
国務院関税税則委員会はこのほど通知を通達し、2020年1月1日から、一部の商品の輸入関税を調整することを明らかにした。高報道官は、「輸入関税をさらに引き下げ調整して、輸入にかかるコストを引き下げ、輸入のポテンシャルを喚起する」と述べた。
高報道官によると、商務部は次の3方面で努力して輸入を積極的に拡大することに重点を置くという。
(1)一連の輸入貿易イノベーション促進モデル区を育成する。商務部は政策の優位性を発揮し、監督管理制度とサービス機能と取引モデルのイノベーションを奨励し、輸入貿易集散地の育成を通じ、点での成功を面へと拡大し、輸入貿易イノベーションプラットフォームの建設を推進し、モデル区の波及効果と牽引効果を高め続けていく。
(2)貿易の円滑化水準をさらに高める。商務部は世界貿易機関(WTO)の「貿易の円滑化に関する協定」(貿易円滑化協定)の全面実施を積極的に推進する。現在の「協定」実施率はすでに96.2%に達しており、未実施の措置は2020年2月22日までにすべて実施される見込みで、貿易円滑化水準がさらに高まることになる。
(3)中国国際輸入博覧会のプラットフォーム促進効果をさらに拡大する。現在、第3回輸入博の準備作業がきびきびと秩序よく進められており、これまでに企業300社あまりから出展の申込みがあり、展示面積は10万平方メートルを超えた。