中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した外貨準備高に関する最新のデータによると、6月末現在、中国の外貨準備高は3兆1121億ドル(1ドルは約111.0円)で、前月末比15億ドル増加し、増加幅は0.05%だった。
国家外貨管理局関連部門の責任者は、「6月には、中国の外国為替市場が全体として安定的に運営され、国際収支は基本的に自主バランスを達成した。国際金融市場の変動性が高まり、米ドル指数は0.5%上昇とやや上昇し、これは主に米ドル以外の通貨の米ドルに対する値下がり、資産価格の変動といった要因が総合的に作用し合った結果で、中国の外貨準備高の小幅の増加につながった。今年に入ってから、中国経済は安定さの中で進歩し、安定さの中で好転する発展状況を保ったが、グローバル経済の回復には分化傾向が出現し、貿易摩擦の衝撃が高まり、一部の新興エコノミーは資本の流出と通貨安の圧力に直面した。中国の安定した基本的側面が市場の期待を効果的に安定させ、国境を越えた資金の流動状況が基本的な安定を維持した」と述べた。