無料相談受付中

中国、年内に再度利下げ可能性も 経済専門家が分析

中国人民銀行は8月26日から企業への融資コストを引き下げるために、金融機関の貸出と預金の基準金利引き下げを決定した。利下げ率はそれぞれ0.25%で、貸出基準金利は4.6%に、預金基準金利は1.75%となる。また、9月6日から金融機関の預金準備率を0.5%引き下げる。中信証券チーフエコノミストの彭文生氏は「ダブルの追加利下げは実態経済の成長を後押しするだろう」と述べた。8月25日、新華網が伝えた。

彭文生氏は「追加利下げは融資コストを引き下げ、市場の安定にプラスとなるほか、人民元の流動性を高める。それでも今年後半に経済下押し圧力が緩和されないなら、年内に再度の金融緩和もあるかもしれない」と分析した。

中央財経大学中国銀行業研究中心の郭田勇主任は「今回の追加緩和は中国経済の安定成長にとって必要なものだ。経済はまだ不安定な局面を脱する見通しが立っておらず、今回の追加緩和は経済が底を脱する大きな助けになるだろう」と述べた。