中国の3大通信キャリアの今年前半の純利益は前年同期比0.7%減の計752億3500万元だった。8月23日、中国新聞社が伝えた。
中国聯通(チャイナユニコム)の今年前半の売上高は1446億8500万元で、そのうち通信サービス収入は同5.3%減の1202億6700万元だった。同社は「通信サービス収入は減少したが、非音声事業の比率が8.8ポイント上昇し68.3%となるなど、事業構造は改善した」とコメントした。
中国移動の売上高は3407億2700万元で、通信サービス収入は同0.5%増の2995億2700万元だった。同社は「4Gユーザー数が半年で1億増加した」と述べた。
中国電信(チャイナテレコム)の売上高は1649億5300万元で、通信サービス収入は前年同期並みの1470億2200万元だった。同社は「今年前半は営業税から増値税への移行など政策的な課題に直面したが、LTE-FDD(4G)ネットワークサービスの開始などで成長が加速した」とコメントした。
また、3社の純利益はやや減少した。チャイナユニコムは同4.5%増の69億9000万元、チャイナテレコムは同4%減の114億元、チャイナモバイルは同0.8%減の572億6500万元だった。既存事業が不振だったほか、4Gの競争激化が原因。