3日付のブルームバーグ(電子版)によると、昨年、日本を訪れた中国人観光客のうち約4割を上海からの観光客が占めていたことが分かった。4日付で参考消息網が伝えた。
在上海日本領事館の統計で明らかになった。その理由について、日本問題を研究する上海師範大学の蘇智良(歴史学)教授は「中国東部の人間は商業中心主義や実用主義、世界主義という性質がある。前世期に植民地主義の中心だったことから、上海は海外と深いかかわりがある」と分析した。
上海呉しょう口国際フェリーターミナルから出発するクルーズ船の数からも、上海の民衆の訪日熱が高いことが分かる。日本領事館によると、全長347メートルの「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」や「スカイシー・ゴールデン・エラ」のような豪華クルーズ船は今年、上海と日本の間を250往復する。昨年の110回の2倍となっている。