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今年前半のテレビ販売台数5.6%増―中国

今年前半のカラーテレビ市場はわずかに拡大したが、競争は依然として過酷である。奥維雲網(AVC)によると、今年前半のカラーテレビ販売台数は前年同期比5.6%増の2211万台、販売額は同6.9%増の744億元だった。7月17日、証券日報が伝えた。

AVC黒電(娯楽家電)事業部の董敏総経理は「2月のテレビ市場規模が109%増となるなど、需要が増えている。また、Eコマースの体制充実も追い風となっている。メーカーはパネル価格の下落の恩恵も受けている」と分析した。

工業情報化部運行監測協調局の高素梅副局長は「1~5月の家庭用オーディオ事業の販売産出額は同5.1%増の2991億元、輸出額は同3%増の1430億元、カラーテレビの生産台数は同0.6%増の5840万9000台だった」と報告した。
中国電子視像行業(業界)協会の白為民副会長は「テレビ市場の伸びは鈍化しているが、業界には“インターネットプラス”と“中国製造2025”の波が起きており、デジタル化、ネットワーク化、スマート化が加速している」と指摘する。

また、実店舗での販売が振るわない一方で、オンライン市場は成長を続けており、今年前半のオンライン市場のカラーテレビ販売台数は同77%増の528万台と、全体の24%を占めた。 

AVCは今年後半のカラーテレビ市場規模を同3.2%減の2293万台、今年1年の市場規模を同0.9%増の4503万台と予測している。そのうちスマートテレビが占める割合は79%の3557万台を見込んでいる。