無料相談受付中

中国公安部、株価暴落で違法取引の手掛かり発見し捜査中

中国・上海の株式市場で株価が暴落したことの背景に不正な取引があったのではないかとの指摘も出る中、新華社は12日までに、同国公安部が一部の貿易会社による株式先物取引の違法操作などの手掛かりが見つかったとして、捜査を進めていると報じた。複数のメディアが新華社の情報を元に報じているが、詳細については分かっていない。シンガポール・聯合早報網が同日伝えた。

報道によると、公安部の孟慶豊副部長が率いる捜査チームが10日に上海入りし、捜査を行っている。9日には新華社が中国版ツイッター・微博の公式アカウントで、「孟副部長が中国証券監督管理委員会(証監会)の関係者と共に、個別株と株価指数について最近の悪意ある空売りの証拠を見つけるための調査を行う」と伝えていた。

中国の株価は6月中旬から7月初めにかけて大幅に下落し、全体で時価総額の30%以上が消えたとされる。証監会は今月2日、株式、先物市場の異常な値動きの背景に不当な売却行為があった可能性を調べ、違法行為をした者は警察に引き渡すと表明していた。