中国交通運輸協会によると２０１４年に中国を運航したクルーズは前年比１４．７８％増ののべ４６６便だった。そのうち中国が母港となった便は同９．３％増の３６６便。海外クルーズの旅行者は同４３．３６％増ののべ１７２万３４００人だった。７月１２日、新華網が伝えた。

中国交通運輸協会の銭永昌会長は「中国のクルーズ市場はこの５年で年間平均４５％成長を続けている。中国を母港として出発するクルーズで海外に出る旅行客は、保守的に見積もっても２０２０年にはのべ２２５万人に達するだろう」と述べた。

コスタクルーズの中国、日本、韓国区域の責任者唐豊栄氏は「中国のクルーズ市場はまだまだ伸びている。昨年、クルーズ船による海外旅行客は世界で２１４０万人だったが、そのうちアジア太平洋地域の客は約２００万人で、全体の９．４％を占めた」と指摘した。