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国連、「ミレニアム開発目標」報告 極度の貧困にあえぐ人々、なおも8億人―露メディア

国連が発表した「ミレニアム開発目標」の報告書で、世界ではなおも8億人が貧困の中で生活していることが示された。ロシア・RIAノーボスチの7日付報道を、環球網が報じた。

国連は2000年、極度の貧困や飢餓の撲滅、初等教育の普及、女性への教育・政治参加権付与、児童死亡率の低下、妊産婦の衛生状況改善、エイズ・マラリアなどの疾病対策など8項目について、15年までに達成すべき目標を制定。15年間このプロジェクトを実施し続けてきたが、現在世界ではなおも千万単位の人々が、これらの問題を克服するために戦っているいう。

報告書は、「1990年、発展途上地域における半数の人口が1日あたり1ドル25セントを下回る消費額だった。現在、世界で極度の貧困にあえぐ人びとの数はほぼ半減し、1990年の19億人から2015年には8億3600万人まで減った」としている。