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GEと中国電信が協業 インターネット応用分野で

ゼネラル・エレクトリック(GE)と中国電信は7日に提携を発表した。7月7日、中国証券網が伝えた。

合意内容によるとGEのインダストリアル・インターネットのビックデータと中国電信の基礎インフラや付加価値サービスを結び、ネットワークの航空、医療、エネルギー、工業製造業などへの応用を進める。

両社はGEの分析プラットフォーム「プリディックス(Predix)」の応用や、中国電信のデータ通信、ビデオサービスなどさまざまな通信サービスのソリューション事業の展開に向け、協業する。

GEの段小纓大中華区総裁は「インダストリアル・インターネットを中国に根付かせ、ソフト製品の開発を一段と進めたい」と述べた。

国務院は5月に「中国製造2025」行動計画を、7月にはインターネットプラスに関する指導意見を発表し、インターネットを各領域に普及、応用するインターネットプラスを推進する姿勢を明確にしている。東呉証券の黄海方氏は「製造業にネットワークが活用されれば、企業効率は約20%上昇し、コストは20%減少する。省エネ、排出ガス削減にも10%前後の効果がある。インダストリアル・インターネットが展開されると今後20年で、少なくとも3兆ドルほどGDPを押し上げられる」と指摘している。