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中国人、米国の住宅に年間286億ドル投資-米業界団体調査

全米不動産協会(NAR)は、「中国人がカナダ人を抜いて、米国住宅市場で最大の外国人買い手となった」と述べた。米ウォールストリートジャーナルの報道によると、今年3月末までの1年間に米国で住宅を購入した外国人のうち、中国人の比率は16%となり、前年の12%から上昇した。カナダ人は14%で、前年の23%から下降した。三番目に多いインドは8%で、前年をやや上回った。6月19日、参考消息網が伝えた。

NARの調査によると、中国人住宅購入者が同期間に米国での住宅取得に投じた資金は286億ドルで、カナダは112億ドル、インドは79億ドルだった。

NARは「中国人住宅取得者の資金が比較的安全な米国不動産に向かっていることが分かる。米国は不動産所有権が明確なことに加え、経済も強含んでいる」と分析した。また、調査では、1年間の住宅取引件数は前年比10%減少しているものの、取引額は同13%増の1040億ドルに増えたことも判明。NARは「調査回答者の75%が、為替水準を非常に重視していると答えており、取引数の減少は為替変動の影響を受けたものだ。ドル高が今後も続くなら、外国人の住宅購入に逆風となる」と指摘した。

中国人住宅購入者の米国での平均取得金額は83万1800ドルで、カナダ人の平均取得金額は38万300ドルだった。