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中国最低賃金、昨年は19地区で平均14.1%引き上げ

中国人力資源社会保障部は昨年、中国19地区で最低賃金を引き上げ、引き上げ幅は平均14.1%だったと公表した。5月28日、新華網が伝えた。

月額最低賃金が最も高いのは上海の1820元で、1時間あたりの賃金がもっとも高いのも上海の17元だった。中国は第十二次五カ年計画で、2015年までに最低賃金を倍増させる計画を掲げていたが、順調に達成できそうだ。

人社部によると2013年は27省が、2012年は25省が、そして2011年は25省が最低賃金を引き上げた。

中央党校の周天勇教授は「最低賃金の引き上げ幅は少しずつ縮小しているが、GDP成長率を上回っている」と述べた。中国労働学会の蘇海南副会長も「以前のような20%の引き上げは持続不可能だ。GDP成長率や物価水準の伸びが鈍化している中で、最低賃金の上昇幅が縮小するのは理解できる」と語った。