無料相談受付中

中国で富裕層急増、純資産2億元以上が100万人超に 四川など中西部でも増加

中国・招商銀行と米コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーが26日発表した中国の富裕層に関するリポートで、中国本土で1000万元(約2億円)以上の純資産を持つ個人が2014年末時点で100万人を超えたことが分かった。中国紙・新京報が27日伝えた。

純資産が1000万元を超える人の数は2010年末の2倍となり、12年に比べても33万人増えた。15年には前年比で2割以上増え、126万人に達するとみられる。インターネット関連など新興産業の発展によって富裕層が増え、株式市場が回復したことで国民の投資可能な資産も増えた。

14年末時点で純資産が1000万元を超える人の数が5万人を超えた地域は広東省、上海市、北京市、江蘇省、浙江省、山東省と四川省。広東省では13万人で、全国の1割以上を占める。富裕層は東部沿海地域に多いが、四川省を含む中西部でも急速に増えているという。