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中国、世帯間の貧富の差が顕著に 所得格差は19倍―中国紙

中国国家衛生・計画生育委員会は13日の定例記者会見で、中国初の政府主導による全国規模の家庭追跡調査の結果を発表した。14日付で京華時報が伝えた。

その結果、中国の所得上位20%と下位20%の差は19倍に上ることが分かった。農村の世帯間の所得格差は、都市部より大きかった。1世帯当たりの人数が減少しており、核家族は6割以上を占めた。単身世帯や子どもが巣立った後に老夫婦だけで暮らす「空巣家庭」も増えている。

流動人口家庭の比率も20%近くに達した。出稼ぎの両親と離れて暮らす農村の「留守児童」は3分の1を超え、出稼ぎの夫と離れて暮らす「留守婦女」も6%を超えた。調査対象は中国全土の31省(市・区)、321県(市・区)、1624の村(居)の3万2494世帯、18万4439人に及んだ。