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一汽集団董事長に東風汽車前董事長が就任―中国

中国第一汽車集団は、東風汽車公司で董事長を務めた徐平氏が正式に同社の董事長と党委書記に任命されたと発表した。吉林省党委員会副書記で一汽集団前董事長の竺延風氏は、東風汽車の董事長と党委書記に就任している。5月8日、新京報が伝えた。

一汽集団は長年、内部からトップを登用してきたが、徐平氏がこの慣習を打ち破ることとなった。同社と東風汽車はともに反腐敗の嵐に巻き込まれており、徐建一前董事長が「重大な規律違反と違法行為の疑い」で調査を受けているほか、多くの幹部が取調べを受けた。東風汽車も元党委副書記の範仲氏を始めとする5人が取調べを受けている。

徐平氏は1957年生まれ。1982年に大学を卒業後、東風汽車に入社した。2005年には総経理に昇進し、2010年董事長に就いた。33年に渡って東風汽車に身を置いた徐平氏は6日に離任する際にも「私は永遠に東風人だ」と述べたという。

徐平氏が公の場に姿を現すことは少なく、「控えめで穏やかな人」と評されている。