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米ウォルマート、中国で17年までに115店舗新規出店へ

米小売り大手、ウォルマートのダグ・マクミリオン最高経営責任者(CEO)はこのほど、同社が中国で2017年までに115店舗を新規出店する計画だと明かした。来年には既存50店舗の改装も行う。シンガポール・聯合早報網が29日伝えた。

英BBCの報道によると、ウォルマートの新規出店計画のうち、約3分の1が中国での出店となる。

マクミリオンCEOは29日の記者会見で、「中国はウォルマートの主要戦略市場のうちの1カ所であり、今後3年間で中国の各種業務への投資を増やす」と表明。「われわれの目標は、中国経済の一部になることだ」と語った。15~17年の新規出店は上海市や広東省深セン市、湖北省武漢市などで進めるという。このほかに総額3億7000万元(約71億円)を投じて、既存50店舗の改装も行う。

ただ、中国では経済成長が鈍化しており、今年1月までの3カ月間にウォルマートの売上高は前年同期比で0.7%減少した。同社は現在、中国での戦略を見直し中で、業績の思わしくない店舗を閉鎖し、ネット販売にも力を入れていく方針だ。