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石炭大手の中煤能源、神華能源の純利益大幅減―中国

石炭業大手の中煤能源、神華能源が公表した第1四半期の業績はともに芳しくなかった。神華の純利益は前年同期比45.1%下降の56億9000万元で、中煤の純利益に至っては同97.19%減の1513万元だった。供給過剰が主な原因で、この情勢は当面続くとみられている。4月27日、北京商報が伝えた。

第1四半期はマクロ経済の減速や暖冬などの影響で石炭需要が振るわず、価格下落を招いた。

3月末の全国の原炭生産量は同3.5%減の8億5000万トンで、石炭消費量は同4.7%減の8億トンだった。また、環渤海動力石炭価格指数が2014年末の1トン当たり525元から直近では473元に下落するなど、価格下落も続いている。

業界関係者によると、政府のエネルギー構造改革が進んでいるほか、気温の上昇もあり、石炭需要は一段と下がる見込み。