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HSBCの4月の製造業PMI49.2 1年ぶり低水準

HSBCが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.2で、3月の49.6からさらに低下し、1年ぶりの低水準となった。4月24日、中国証券報が伝えた。

製造業生産指数は三カ月ぶり低水準の50.4。新規受注指数も49.8から49.2に低下し、一年ぶりの低水準となった。新規輸出受注指数は49.8から50.6に上昇。雇用指数は47.4から48.0に上昇した。原材料在庫指数は48.4から48.2に低下。輸出入価格指数も低下が加速した。

HSBC中国地区チーフエコノミストの屈宏斌氏は「生産指数が50すれすれまで下降し、新規受注指数も悪化するなど、内需の弱さが表れている。デフレリスクも高まっている。政府が公表した第1四半期のマクロ経済データを見ても、経済成長は失速する可能性が高い。先週末に中国人民銀行は預金準備率を引き下げたが、デフレ圧力はなお強く、さらなる緩和が期待される」とコメントした。