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中国人の米国での住宅購入額、1年間で2.6兆円 前年比7割増

中国の移民に関するリポートによれば、海外への投資移民が増えるに伴い、持ち出される資金も増えており、2012年には約200億米ドル(約2兆3800億円)に上った。海外での不動産購入も増え、米国での中国人の住宅購入額は1年間で220億米ドル(約2兆6200億円)に達する。香港メディアの報道として、中国・参考消息が21日伝えた。

香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(電子版)の17日付の報道によると、中国のシンクタンク「中国与全球化智庫(CCG)」が発表した移民に関する報告書から、中国人の移民先では米国が最も多く、13年だけで米国の永住権を取得した中国人が7万1800人に上ることが分かる。2000年から13年では90万人を超えている。

中国からは投資移民も多く、12年に1万3000人。1人当たり150万米ドルの投資とすれば、海外に持ち出された資金は同年だけで200億米ドルに達する。

米国の不動産ブローカー協会によると、13年3月から14年3月の13カ月に米国での中国人の住宅購入額は220億米ドルで、その前の13カ月に比べて72%増だった。この額は購入者の出身国別で最多となっている。