無料相談受付中

中国経済が減速、世銀が東アジアの経済成長率を下方修正―台湾紙

世界銀行は13日、中国経済の減速が影響し、東アジア地域の今年の経済成長率は6.7%になると下方修正した。台湾紙・自由時報が伝えた。

原油価格の下落がアジアの富裕国の経済成長を後押ししたが、中国経済の減速により、全体的な経済成長は従来の予想を下回ることとなった。東アジアと太平洋地域の今年と来年の経済成長率は6.7%となり、昨年の6.9%を下回るとの予想が示された。

世界銀行は、今年の中国経済成長率は7.1%に下がり、来年は7.0%まで落ち込むと予想している。それぞれ、従来の7.2%と7.1%から引き下げられた。いずれも昨年の7.4%を下回っている。今後は7%台を切ることも予想されている。

中国を除いた東アジア地域の経済成長率は5.1%となり、昨年の4.6%から0.5ポイント上昇した。世界銀行は、円とユーロの衰退がアジア地域の輸出成長にもたらす影響はまだ続くとの見方を示している。ドル高や米金利上昇を受けた借り入れコストの上昇や資本の流出などのマイナス効果がアジア経済に影響をもたらす最大のリスクだと指摘された。