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日本メーカーが世界的な「大撤退」、日本の時代は終わりなのか―中国紙

14日付の中国紙・中国企業報は、日本メーカーが世界的な「大撤退」をしていると指摘した。

今年に入ってから、パナソニックやシチズンが中国生産工場の撤退を宣言したことを受け、日本メーカーの中国離れが再び話題に上っている。だが、日本メーカーは中国だけでなく他の海外拠点も引き払っている。円安や市場競争の激化により、かつて一世を風靡した日本メーカーが時代に淘汰されようとしている。本国回帰は日本メーカーにとって黒字転換するための最後の「ワラ」とみられるが、これが吉と出るか凶と出るかは、もう少し時間が経たなければ分からない。

今年初め、国際協力銀行が昨年7月に実施した日本企業1000社を対象としたアンケート調査の結果を発表した。その結果、将来的な潜在力を持つ投資先として選ばれたのは、1位がインド、2位がインドネシア、中国は3位にとどまった。だが、日本メーカーは世界最大の消費市場である中国を捨てたわけではなく、形式を変えて参入している。これに対し、寡占競争に入った欧米市場からは生産だけでなく、一部は現地でのブランド展開からも手を引いている。