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中国アルミ、163億元の赤字 中国A株市場で最大の「赤字王」になる見通し

中国アルミ股フェン有限公司は2014年に163億元の赤字を計上、中国A株市場で最大の「赤字王」になる見通しだ。2月1日、東方財富網が伝えた。

中国アルミは1月30日に、今年度は163億元の純損失を計上する見込みだと公表した。第1~3四半期の赤字は54億元だった。

アルミニウム業界は、価格は安定しているものの、生産能力が一段と増加しており、今年は新たに生産能力が300万トン分増える見込み。現在のアルミ価格からみると、生産設備の40%が赤字状態にあるが、効率の低い設備は廃棄が進むとみられる。ただ春節を控え需給は短期的に緩んでおり、しばらくは業界の動きも停滞するだろう。

ドイツ銀行は鋼鉄価格の回復が鈍く、コスト引き下げ余地も小さいことから、中国アルミが2015年以降も赤字基調だと予測している。