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日本の対中赤字が過去最大を記録、円安も「空洞」は埋められず―中国メディア

日本の財務省が26日に発表した貿易統計によると、2014年の日本の貿易赤字は前年比11.4%増の12兆7800億円となり、3年連続で過去最多を更新し、35年来で最大となった。27日付で環球時報が伝えた。

統計によると、輸入総額は過去最大となる前年比5.7%増の85兆8900億円。エネルギーの輸入増加と円安による輸入燃料価格の上昇などが主な要因となっている。液化天然ガスの輸入額は前年比11.2%増に上った。

輸出総額は同4.8%増の73兆1000億円となり、2年連続のプラス成長となった。2012年秋以降、円の対ドルレートは約30%下落したが、輸出額は前回円安だった2007年を下回った。

中国からの輸入額は同8.6%増の19兆1700億円、中国への輸出額は同6%増の13兆3800億円。対中赤字は同14.9%増の約5兆7900億円に達した。対中貿易額は日本の貿易全体の20%を占めており、この20年で日本の対中依存度は大幅に上昇したが、中国の対日貿易依存度は低下の一途をたどっている。