中国工業情報化部の楊学山副部長は、今年１～１０月の大手電子情報製造業の付加価値額が前年同期比１１．９％増となり、通年で二ケタ成長を達成するとの見通しを明らかにした。９日、新華網が伝えた。

１１．９％という数字は工業平均より３．５ポイント高い。楊学山副部長は「電子情報製造業の付加価値額が増加を続けているのは、産業のイノベーション能力や競争力の上昇にほかならず、実際、携帯電話を例にとっても基幹部品の国産化が着実に進展している」と解説した。

競争力の上昇は中国の電子情報産業が世界経済から受けるリスクへの耐性を強くする。ただ、品質のレベルはまちまちで技術面ではなお課題が残っている。

中国電子情報業界連合会の周子学副会長は「中国企業は引き続き品質を向上させて『安物』のイメージを払しょくし、付加価値での競争力を高めないといけない」と強調した。

（http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403889/）