広晟有色は同社の全額出資子会社として広東省稀土産業集団の設立案が承認を受けたと公表した。中国南部のレアアース業界の再編が一歩進んだものと受け止められている。９日、中国経済網が伝えた。

国務院は昨年１２月、広東省のレアアース大手を中心に、中国南部を代表するイオン吸着型レアアース企業グループをつくる方針を示していた。広晟公司はこれに呼応して、１０億元を出資し現代企業制度に合致した広東稀土を設立することにした。

広東稀土の幹部は「広東省だけでなく江蘇、山東、雲南、湖南、オーストラリアなどのレアアース関連企業２１社との再編も視野に入れている」と語った。

広東省は中国の中でもレアアース資源の種類が最もそろっており、埋蔵量も全国上位にある。中国工業情報化部は中国南部のレアアース企業を再編し、大企業化する方針を打ち出しており、再編プランが続々と承認されている。

（http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403866/）