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中国11月の製造業PMI、2カ月連続減―中国メディア

国家統計局サービス業調査中心と中国物流購買連合会が公表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比0.5ポイント下落して50.3%だった。下落は2カ月連続で昨年同期の水準を割ったものの、50は上回っており、中国の製造業は引き続き拡大基調にあることを示している。2日、北京日報が伝えた。

生産指数、新規受注指数、購買量指数などは50を上回った。生産指数は52.5%と前月より0.6ポイント低く、PMIを0.15ポイント押し下げた。生産は安定しているものの既存産業の生産能力過剰問題と需要低下が引き続き懸念されている。新規受注指数は前月比0.7ポイント低下の50.9%でPMIを0.21ポイント下押しした。世界経済の低迷などを受け、新規輸出指数と輸入指数はともに下落し、それぞれ48.4%、47.3%ととなった。

また、11月のHSBC中国製造業PMI指数確定値は50.0となり、この半年で最低の数値となった。HSBC大中華区チーフエコノミストの屈宏斌氏は「内需の伸び悩みで輸出受注の増加幅もこの5カ月で最低の水準にある」と述べた。一方で中国物流購買連合会の蔡進副会長は「PMIの低下は予想の範囲内だ。企業の対応能力も上がっている」と語った。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/403079/