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中国のLCC九元航空が来月運航 空の競争激化―中国メディア

広州を拠点とするLCC九元航空が12月2日、中国南方航空の独占路線だった広州-湛江間で運航を開始する。九元航空はチケット価格を業界平均より20~30%安くする考えだ。26日、広州日報が伝えた。

迎え撃つ南方航空も最大8割以上の値引きを打ち出している。業界関係者は「競争によって消費者の選択の幅が広がるだろう」と述べた。現在、広東省内を結ぶ路線はほぼ南方航空の独占市場となっており、チケット価格も高いままだった。

九元航空は他のLCCと同様、ネットでチケットを販売することでコストを抑えている。1日の飛行時間も12~13時間と、一般的な航空会社より3~4時間長い。今回の運行開始にあたり、9元(約170円)のチケットを販売したのに続いて、今後も99元、199元、299元などの割安チケットを展開する。

中国では昨年から航空会社の設立が相次ぎ、4大航空会社との競争が始まっている。雲南瑞麗航空が航空機を購入したほか、青島航空、浙江長龍航空も積極展開に乗り出している。

業界関係者は「現状は大手航空会社がドル箱路線を独占しており、新規参入組は厳しい戦いを余儀なくされるだろう。しかし、市場の競争が激しくなれば、価格戦も続くわけで、消費者にとっては選択の幅が広がる」と述べた。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402549/