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雇用は当面拡大の見込み・・中国経営者アンケート

中国企業家調査システムが公表した「2014中国企業経営者アンケート追跡調査報告」で、中国の雇用は当面拡大するとの見通しが明らかになった。来年の企業の大学新卒採用計画が農民工を大きく上回っているほか、電力、熱エネルギー、ガス、水の生産供給業界での採用が増える。20日、新華網が伝えた。

来年の採用について「増加」と回答した経営者は31%で、「前年並み」は50.7%、「減少」は18.3%だった。特に東部、西部地区の企業や中小企業、外資企業の採用意欲が旺盛だった。

一方、現在の従業員数が昨年より「減少した」と答えた経営者は32.8%、「前年並み」は47%、「増加した」との回答は20.2%だった。減少の比率は2013年から6.3ポイント上昇した。

来年の採用意欲が高かった業界は電力、熱力、ガス、水の生産供給業のほか、情報通信ソフトウエアや情報技術サービス、製薬、鉄道、船舶、航空宇宙などの運輸設備製造業だった。鉱山採掘業や不動産業、製紙業、有色金属業は来年の採用を抑制する傾向がみられる。

また、企業の従業員の最終学歴は「大卒以上」が25%を占めた。サービス業、ハイテク製造業で大学新卒生の需要が伸びており、大学新卒生の雇用が農民工を上回る状況がこの数年続いている。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/402192/