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富士山頂は静岡県警?山梨県警? 通報転々...男性合同救助

富士山頂で6日夕、足にやけどを負い、救助を要請していた東京都八王子市緑町の無職男性(75)が7日、静岡、山梨の両県警山岳遭難救助隊に救助された。
 男性は6日朝、山梨県の吉田口から仲間2人と入山した。午後4時ごろ、山頂に着き、茶を飲もうと湯を沸かした際に、熱湯が右足に掛かり、2週間のやけどを負った。
 男性によると、仲間が携帯電話で119番したところ、山梨県の消防につながり、御殿場消防に転送された。しかし電波状況が悪く、途中で電話が切れたという。110番もしたが、山梨県警に「山頂は静岡の管轄」と告げられたという。
 最終的に、御殿場消防経由で連絡を受けた御殿場署が男性の位置などを確認した。県警山岳遭難救助隊は7日午前、山梨県警の隊員と吉田口で捜索し、8合目付近まで自力で下山してきた男性らと合流し、救助した。
 同署によると、富士山頂は位置によって110番がどちらの県警につながるか変わるという。男性は「登山中のけがは自己責任。迷惑をかけて申し訳なかった」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000015-at_s-l22