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円安進行、台湾で日本旅行前に両替の人殺到 「黄金の72秒間」も話題に―台湾メディア

円安の進行を受け、台湾では過去1週間に銀行各行で日本円への両替額が計375億円に達したとみられる。ある大手公営銀行によると、円を求めてやって来る人の3分の2は日本への旅行を計画している人だ。台湾・自由時報の報道として、シンガポール・聯合早報網が7日伝えた。

日本銀行の追加金融緩和決定を受けて円安が進み、6日には一時、1米ドル=115円の大台を超えた。台湾では同日午前の11時43分ごろから72秒間、1万円=2678台湾ドルという7年ぶりの水準となり、この「黄金の72秒間」が大きな話題となった。

大手公営銀行の窓口係によると、ここ数日、円を求めてやって来る人の3分の2は日本への旅行を計画している人で、一度に20万~30万円、多い人では100万~200万円を替えていく。その様子はまるで、「市場で野菜を買うようなもの」だという。

ただ、円を求める人が殺到する現状に銀行関係者は、「日本の金融緩和によって円はさらに下がる可能性がある。日本旅行の際には支払いに現金と手数料の安いクレジットカードを合わせて使うのが賢い選択だ」として、注意を促した。

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/400809/