無料相談受付中

国務院 四川天府新区を認可

国務院はこのほど四川省政府に返答を行い、四川天府新区の設立に同意した。四川天府新区は同省成都市の中心区の南東エリアに位置し、成都市、眉山市、資陽市の3市の管轄する7県(市、区)にまたがり、計画面積は1578平方キロメートルに達する。交通設備が整い、産業の基礎が優れ、科学教育の実力が高いといったこの地域ならではの特色を備えるものだ。

国務院は認可文書の中で、四川天府新区の建設を西部大開発戦略の深いレベルでの実施、新型の都市化の積極的・安定的で着実な推進、イノベーションが駆動する発展戦略の深いレベルでの実施における重要な措置ととらえる必要があるとしたほか、内陸の開放型経済の発展、西部地域のモデル転換・バージョンアップの促進、国の地域発展局面の充実などに向けて模範的・牽引的役割を発揮する必要があるとの見方を示した。

このほか認可文書では、▽四川天府新区の建設では各要素の秩序ある自由な流動を力強く推進し、資源を効率よく配置し、市場を深く融合させ、国際的・総合的な競争力を向上させること。▽先端産業の発展に力を入れ、整った現代型産業システムを構築すること。▽エコ文明の建設を推進し、歴史や文化を保護・伝承し、人と自然との調和の取れた発展を促進し、天府新区の建設が現代型製造業を中心とした国際的・現代的な新区の構築につながるよう努力するとともに、内陸の開放型経済の優位点、産業やビジネスや居住に適した都市、現代型の先端産業集積エリア、都市部と農村部の一体化発展を統括するモデルエリアの構築につながることを目指すこと、が必要とされている。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年10月15日