さて、前回に引き続き「中華人民共和国外国人出入国管理条例」をテーマとします。
今回は査証の手続を申請する際に必要となる関連資料について説明します。
外国人が査証の手続きを申請する場合、申請表に記入し、本人のパスポートその他の国際旅行証書、ならびに規定に合致する写真および申請事由の関連資料を提出しなければならないとしています。
①C 査証…外国の輸送会社が発行した、保証書または中国国内の関連組織の発行した招聘 (しょうへい)状を提出しなければならない。
②D 査証…公安部より交付された、外国人永住身分確認表を提出しなければならない。
③F 査証…中国国内の招聘(しょうへい)者が発行した招聘(しょうへい)状を提出しなけ
ればならない。
④G 査証…目的国(地域)に向かう確定した日付、座席の接続便(車、船)のチケットを提
出しなければならない。
⑤J査証…中国の関連外国常駐報道機関および外国人記者によるインタビューにかかる
規定に基づいて、審査認可手続きを行い、かつ相応の申請資料を提出しなけれ
ばならない。
⑥L 査証…要求に基づいて、観光計画日程等の資料を提出しなければならない。団体で
入国し観光する場合は、さらに旅行社の発行した招聘(しょうへい)状を
提出しなければならない。
⑦M 査証…要求に基づいて、中国国内の商業貿易提携先の発行した招聘(しょうへい)
状を提出しなければならない。
⑧Q査証…Q1 査証を申請する場合において、家族だんらんを目的として入国居留を申請
するときには、中国国内に居住する中国公民、永住資格をもつ外国人の発行
した招聘(しょうへい)状および家族関係の証明を提出しなければならない。
養子縁組等の理由により入国を申請するときには、委任状等の証明資料を提出
しなければならない。
Q2 査証を申請する場合、中国国内に居住する中国公民、永住資格をもつ
外国人の発行した招聘(しょうへい)状等の証明書類を提出しなければ
ならない。
⑨R 査証…中国政府の関連主管部門の確定した外国高級人材および緊急に必要とされる
専門人材の誘致にかかる条件および要件に合致しなければならず、かつ規定に
基づいて、相応の証明資料を提出しなければならない。
⑩S査証…要求に基づいて、就労、学習等の事由により、中国国内に滞在居留する外国人
が発行する招聘(しょうへい)状、家族関係の証明、または入国して私事を
処理するために必要な証明資料を提出しなければならない。
⑪X査証…X1 査証は、規定に基づいて、受け入れ機関の発行した入学許可通知書および
主管部門の発行した証明資料を提出しなければならない。
X2 査証を申請する場合、規定に基づいて、受け入れ機関の発行した入学許可
通知書等の証明資料を提出しなければならない。
⑫Z 査証…規定に基づいて、就労許可等の証明資料を提出しなければならない。
尚、査証発給機関は、具体的な状況を踏まえて、外国人に対して、その他の申請資料を要求できるとしています。