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中国の豚肉価格、1年間で20%上昇 市場競争で供給減り

韓国・朝鮮日報(電子版)は15日、中国で豚肉価格がここ1年間に20%近く上昇したと報じた。大手との市場競争によって中小規模の養豚業者が昨年、多数廃業し、豚肉の供給量が減ったことが原因だとしている。中国・参考消息網が同日伝えた。

中国国家統計局によると、今年8月に同国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2%上昇した。上昇幅は予想を上回り、今年に入って最大だった。物価上昇の大きな原因となったのが豚肉の値上がりで、8月の豚肉価格は前年同月比で19.6%上がった。4カ月連続の上昇となり、7月に比べても7.7%上がっている。

ブルームバーグは中国で過去18カ月に豚の供給量が1億1000万頭減ったと指摘。昨年、大手との市場競争によって中小規模の養豚業者が多数廃業し、今年上半期の豚の供給量が減ったことが、値上がりの原因となったという。