米自動車メディアＡｕｔｏｅｖｏｌｕｔｉｏｎの２日付報道によると、米国市場では高級自動車ブランドの争いが激しくなっている。３月の販売数ではベンツが好調だったにもかかわらず２位の座を守れず、３位だったレクサスに抜かれた。一方、ＢＭＷが首位の座をキープしている。環球網が４日報じた。

レクサスはクロスオーバー車のＮＸとクーペのＲＣが絶好調で、３月の全米販売台数が８．６％増の３万１０５４台に達した。これにより第１四半期の販売数が７万７８１０台と過去最高をマーク、年間売り上げランキングでも３位となっている。

ＢＭＷは３シリーズ、４シリーズへの依存度が極めて高く、３月の総販売台数３万４３１０台のうち１万４８３５台がこの２シリーズの売り上げだった。ＢＭＷ車全体の販売数は、前年の同時期に比べて４７％増加した。

３位に転落したベンツは２万９９２１台の売り上げで、前月より９．２％増となった。第１四半期では７万８２５６台で、ＢＭＷの７万８４９２台にわずかに及ばず２位となった。

なお、アウディは３月、２０％増となる１万７１０２台の売り上げを達成。しかし、同ブランドの米国における過去の単月販売記録では５１位の数値であり、目指している目標にははるかに及ばなかった。