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中国、昨年の鉄道車両輸出40億ドル 世界市場の10%占める

国家発展改革委員会は2014年の中国の設備製造業輸出額が輸出全体の17%にあたる2兆1000億元だったと発表した。そのうち鉄道機関車の輸出額は40億ドルで、世界シェアの10%を占めた。2月8日、人民日報が伝えた。

中国の設備製造業の生産総額は2009年に米国を抜き、以来世界トップを維持している。自動車、船舶、工作機械、発電設備、建設機械など主要産業の生産規模は世界上位に位置する。同時に国内では生産能力過剰問題を抱えており、国内産業の構造強化のためにも海外展開を加速しなければならない。

鉄道技術設備は、その中でも先頭を切る存在となっている。商務部の統計によると、昨年、中国が参加した海外鉄道建設工事は前年比113件増加し348件。機関車車両輸出は2001年には8000万ドル弱だったのが、昨年は37億4000万ドルまで伸びた。  

中国設備は途上国だけでなく先進国にも進出している。昨年、米国への鉄道設備輸出額は同47.2%増の31億7000万元だった。  

ただし、海外市場は制度や文化、規則など多くの面で中国と異なり、中国企業は米国政府当局と度々対立しているなど、課題も鮮明となっている。