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中国、鉄鋼業界のエネルギー消費に歯止め

中国鋼鉄工業協会は、鉄鋼メーカーが省エネ・環境配慮に取り組んだ結果、2014年の鉄鋼生産1トンあたりのエネルギー消費が1.21%下降したと発表した。鉄鋼メーカーの大気汚染物排出に、ようやく歯止めがかかったと言える。1月29日、新華網が伝えた。

中鋼協の朱継民常務副会長は「昨年は業界をあげて、省エネ・排出削減技術の改善と普及に取り組んだ効果が現れた」と述べた。業界全体の水の消費量は前年と比べて8億5000立方メートル減少し、減少量は過去最高だった。二酸化硫黄排出量は同16%減、煙・粉塵排出量は同9%減少した。

また、工業情報化部によると、昨年の生産設備過剰業界での投資は大きく減少し、黒色金属冶金圧延加工業の投資は5.9%減った。盲目的な規模拡大にも一定の歯止めがかかったようだ。