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中国携帯市場、すでに飽和 今年は淘汰の一年か

台湾メディアは中国の携帯電話メーカーにとって2015年は淘汰の一年となるだろうと報じた。中国には数十のブランドがあるが、実際には携帯はかなり普及しており、市場は飽和状態にあると言える。華為、レノボ、ZTE、小米などは生き残るだろうが、小規模メーカー2~3社は撤退に追い込まれるとの予測もある。1月20日、人民網が伝えた。

工業情報化部電信研究院の資料によると、中国の携帯ユーザーは8億人で、普及率は95%に達している。昨年の中国市場での携帯出荷台数は前年比21.9%減の52億台だった。その内スマートフォンの1年の出荷台数は3億8900台となっている。スマートフォンの出荷台数の内20~30%がいまだ販売店の在庫になっていると考えると、今後どれだけの需要があるかは不透明だ。

華為、レノボ、小米など大手は中国市場の縮小を想定して国際市場にも進出している。華為の2014年の売上高はスマートフォンがけん引し、同20%増の2870億元だった。同社は最近、米国市場で積極展開を進め、価格競争から一線を画そうとしている。この方法が有効かどうかは分からないが、過去の歴史を見ると「安物」イメージがついてしまうと、高価格帯市場への移行は難しい。