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中国、昨年の宅配便取扱い140億件 米国抜き世界首位に―中国メディア

中国・国家郵政局の馬軍勝局長は6日、2014年の中国の宅配便の取扱実績が140億件に達し、初めて米国を抜き世界首位となったことを明らかにした。1日の最高処理件数は前年比52%増の1億件超で、事業収入は同42%増の2040億元だった。7日、毎日経済新聞が伝えた。

今年の宅配便事業取扱件数は同40%増の196億件、事業収入は同30%増の2650億元と見込んでいる。

宅配便の取扱量はわずか8年で10億件から100億件規模まで増えた。一方で、サービス水準などは先進国と依然として差がある。

当局が開いた年初の会議では、小包宅配市場の開放や、条件を満たした海外企業への営業許可などが提案された。現時点ではすでに外資5社が中国で信書を除く宅配便事業の許可を得ている。

業界内では今後、宅配便業界の競争が加速するとの声が高まっている。馬局長は「今年はビジネスモデルのアップグレードを図る。インターネットなど情報技術を活用し、企業の生産効率を上げる」と強調した。

園通速遞集団の喩渭蛟日董事長は「今後3年で業界は大変動するだろう。コストが上昇する中で、小規模事業主を中心に倒産が多発するかもしれない」と述べた。四川一家快遞企業の責任者も「体力がある企業もうかうかしていられない」と語った。

業界では2006~2008年にも大規模な淘汰が発生しており、今後は第二弾が始まるとの声も多い。