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北京の中古住宅成約、この6年で最低に―中国メディア

住宅ローン規制の緩和や利下げなどの刺激によって、北京の中古住宅の成約件数は10月から急回復し、12月は1万件を突破した。だが、それまでの低迷を覆すには遅きに失したようだ。25日、北京商報が伝えた。

12月23日時点の中古住宅成約件数は10万271件で、今年全体では10万4000件前後となる模様。前年比で36%も減少し、この6年では最低の水準となる。

北京中原地産チーフアナリストの張大偉氏は「全国の不動産市場の縮小や購入制限、融資の厳格化などの影響を受け、今年の北京の中古住宅市場は冷え込んでいる。特に今年前半は予想を大きく下回ったが、9月30日に融資条件が緩和されてからは、様子見だった消費者が動き始めている」と分析。同時に「年末にかけては銀行の融資姿勢が厳しくなるため、消費マインドにはマイナスの影響をもたらすだろう」と述べた。