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江門ニュートリノ実験インフラ整備、カギとなる段階を迎える

中国が主導する大型国際科学協力プロジェクトである江門ニュートリノ実験インフラ整備が現在、地下実験室の開削のカギとなる段階を迎えている。プロジェクト全体は2021年に完成する予定。中国科学院高能物理研究所がリード役となる江門ニュートリノ実験は、広東省江門市開平市附近の地下700メートルの実験室内に位置する。同実験の中核となるのは、直径35メートル、重さ2万トンの、液体シンチレータ及び光電子増倍管からなるニュートリノ探知機だ。同実験の最重要の科学目標は、炉内ニュートリノ振動によりニュートリノの質量順序を確定することだ。これは人類が世界の基本法則、宇宙の起源と変化を知る上で重要な意義を持っている。現在17カ国・地域、77機関の600人以上の科学研究者が同プロジェクトに共同参加している。新華網が伝えた。