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ファーウェイ包囲しようとした米国、予想外の結果に―中国メディア

2019年1月16日、参考消息は、スマートフォンの世界市場シェアにおいてファーウェイがアップルを抜いて世界2位になる見込みだと伝えた。 

記事は、市場予測会社のTrendForceの最新の報告を紹介。「19年のスマートフォン市場は、世界的な経済の波の影響や、機種変更サイクルが長くなっていること、新しいアイデアが少なくなっていることなどで市場全体が低迷し、世界のスマホ総生産量は14億1000台となり、18年と比べて3.3%減少する見込みだ」と伝えた。しかし、ファーウェイは米国による「包囲網」にもかかわらず、今年はアップルを超えて世界第2位のシェアになる見込みだという。 

記事は、「ファーウェイは、豊富な製品ラインナップ、自主開発した半導体という優位性によって、ハイエンド機種のPシリーズやMateシリーズが中国におけるアップルのシェアを奪った」とし、積極的に東欧、ラテンアメリカなどの新興市場へ進出した結果、18年の生産台数は2億500万台に達し、前年比30%増となったという。 

また記事によると、TrendForceはファーウェイの生産台数が今年2億2500万台(シェア16%)となり、アップルを超えて世界第2のスマホブランドになると予想しているという。ただ、「世界貿易の不確実性がファーウェイの生産と出荷に影響を及ぼすため、動向を観察する必要がある」とも指摘しているとのこと。 

記事は、「現在、ファーウェイ包囲網が敷かれているものの、ファーウェイは中東、アフリカ、南米等の地区で成功を収めている。現在、ファーウェイの売り上げの半分近くが中国以外の地域からだ」と指摘。「アフリカや中東、東欧の一部、及び南アメリカの人口の合計が中国の人口とほぼ同じになるため、これらの市場には大きな潜在力があり、ファーウェイが力を入れて開拓する重点地区となっている」と伝えた。 

また、「ファーウェイの17年の報告によると、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、メキシコ、コロンビア、南アフリカなどの国では市場シェアが15%を超えており、アフリカのエチオピア、ナイジェリア、ケニア、ナミビアではファーウェイの人気が非常に高い。ファーウェイが結んだ22の5G契約のうち、中東が5カ国を占めている」と紹介した。