国家統計局のサイトが12日に発表した一連のデータによると、2017年には中国の革新(イノベーション)指数が196.3ポイント(p)になり、前年比6.8%上昇した。こうした結果からわかるのは、17年に中国の革新をめぐる環境がさらに最適化され、革新への投資が引き続き拡大し、革新の生産性が持続的に上昇し、革新の成果が安定的に増強され、革新能力が高い品質の発展が要求するところへ安定的に前進したことだ。中国新聞網が伝えた。
4大指数をみると、革新環境指数は203.6pで同10.4%上昇、革新投資指数は182.8 pで同6.2%上昇、革新生産指数は236.5pで同5.9%上昇、革新成果指数は162.2pで同4.8%上昇だった。
データによれば、17年中国革新環境指数は203.6pで前年を19.1p上回った。同指数を構成する5つの評価指標指数のうち4つが上昇、1つが変化なしとなり、このうち加重控除により税金の減免を受ける企業の割合を示す指数が急速に上昇して上昇率は36.6%に達し、3年連続で2ケタの伸びを維持した。科学技術支出が財政指数に占める割合の指数は前年並みで、引き続き安定回復傾向を示した。
革新への投資をみると、17年の革新投資指数は182.8pで前年を10.6p上回った。同指数を構成する6つの評価指標指数のうち5つが上昇、1つが変化なしで、研究機関を擁する企業の割合を示す指数と基礎研究に従事する研究員の一人あたり平均経費指数が急上昇し、上昇率は前者が12.4%、後者が12.3%に達した。産学研協力を展開する企業の割合を示す指数は同8.7%上昇し、上昇率が年々高まっている。研究開発(R&D)経費が主業務の収入に占める割合の指数は前年並みだった。
データをみると、17年の革新生産指数は236.5pで、4大指数の中で1位になり、前年を13.2p上回り、上昇率は5.9%だった。同指数を構成する5つの評価指標指数のすべてが上昇し、このうちR&D人員1万人あたりの特許授権数指数は339.3pで、すべての評価指標指数の中で引き続きトップに立った。企業100社あたりの商標保有量指数と科学技術活動従事者1万人あたりの技術市場取引額指数は急上昇傾向を維持し、上昇率は前者が13.3%、後者が10.2%だった。
また、17年は革新成果指数が162.2pで前年を7.4p上回り、上昇率は4.8%だった。同指数を構成する5つの評価指標指数のすべてが上昇し、このうち新製品の売り上げが主業務の収入に占める割合についての指数が最も急速に上昇し、上昇率は8.7%だった。国内総生産(GDP)1万元(1元は約16.5円)あたりのエネルギー消費の指標と科学技術の進歩への寄与率指数が緩やかに上昇し、上昇率は前者が3.7%、後者が2.5%だった。