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銀聯カード海外発行数1億枚に、海外事業の現地化加速―中国メディア

銀聯国際はこのほど、銀聯カードの海外発行数が1億枚を突破したと発表した。今年1-9月に海外で発行された銀聯カードの取引量は前年同期比40%以上増加し、海外市場の一部では現地発行の銀聯カードによる取引が現地での取引に占める割合が90%を超えるという。 

ここ数年、中国銀聯の海外事業は現地化が絶えず加速し、2つの大きな流れがみられる。1つはカード発行規模の拡大を通じて、海外のカード保有者へのサービス提供能力を引き上げ、国際化プロセスを加速させるという流れで、銀聯カードは多くの国や地域の消費者の日常的な消費や海外旅行における主要な決済の道具となっており、国内外の人の往来に双方向のサービスを提供する。もう1つはイノベーションが海外事業の現地化を開拓する上での主要な推進力になるという流れで、海外発行カードのオンライン決済をはじめとする革新的機能がますます充実し、海外カード保有者の利用体験が向上すると同時に、銀聯国際が海外のウォレット商品と提携して、カード発行の電子化プロセスを加速させている。 

これまでに海外48カ国・地域で合計1億枚以上の銀聯カードが発行された。「一帯一路」(the Belt and Road)沿線市場がここ数年の銀聯カード新規発行の主要エリアになっており、30数カ国・地域で累計3500万枚あまりが発行され、「一帯一路」構想提唱前の20倍に増えた。中でも東南アジア10カ国と中央アジア6カ国では現地機関によるカード発行が実現し、ロシアの銀行10数行は累計150万枚以上を発行した。ラオス、モンゴル、ミャンマーでは、カードブランド別発行規模で銀聯が首位に立つ。 

海外カード保有者の日常的消費の中で、銀聯カードはますます重要な役割を果たすようになった。東南アジア、韓国、パキスタン、中央アジアなどでは、現地発行の銀聯カードが現地での取引の90%以上で利用されている。