中科曙光公司が22日に発表した情報によると、中国高性能計算トップ企業である同社が開発を担当する曙光E級プロトタイプシステムの引き渡しがこのほど行われた。これで中国国家第13次五カ年計画高性能計算特別プロジェクトの課題である3台のE級スパコンプロトタイプシステムである神威E級プロトタイプ、「天河3号」E級プロトタイプ、曙光E級プロトタイプの引き渡しがすべて完了した。新華社が伝えた。
E級スパコンとは100京級の演算が可能なスパコンで、世界から「スパコン界の次の王冠を戴く存在」と呼ばれている。人類が直面するエネルギー危機、汚染、気候変動などの重要問題の解決において、甚大な力を発揮する。
神威E級プロトタイプと「天河3号」E級プロトタイプは今年、国家スパコン済南センターと国家スパコン天津センターで設置を終え、稼働開始している。また、曙光E級プロトタイプシステムは引き渡し完了後、国家スパコン上海センターと国家スパコン深センセンターに設置される見通しだ。