商務部の報道官は9日、質問に答える中で、中米貿易摩擦が関連方面の政策の検討に影響することについて説明した。新華社が伝えた。
【記者】中国は中米貿易摩擦で企業が受ける影響をどのように緩和するか。
【報道官】米国が7月6日に追加関税措置を発動したことに対し、中国は必要な反撃を繰り出さざるを得ない。中国は米国に対し関税を課す製品のリストの制定過程で、輸入製品が代替可能なものかどうかを十分に検討するとともに、貿易投資全体への影響を十分に検討した。同時に、中国は以下のような措置を採用することを検討していく。
(1)各タイプの企業が受ける影響を持続的に評価する。
(2)対抗措置によって増加した税収は、主に企業と従業員が被る影響の緩和に利用する。
(3)企業が他国・他地域の大豆や大豆粕などの農産品、水産品、自動車の輸入を増やすなど、輸入構造を調整するのを奨励する。
(4)国務院が6月15日に発表した、海外資本を積極的かつ有効に利用し、経済の高い品質の発展を推進することに関する若干の意見を迅速に実行に移し、企業の合法的な権利の保護を強化し、よりよい投資環境を創出する。
中国の政策の組み合わせが絶えず改善される中、社会の各界から意見や提案が寄せられることを歓迎する。深刻な影響を受ける企業があれば、現地政府の関連部門に声を上げて欲しい。